活動趣旨

当共済会は、在宅療養における代替医療として、鍼灸マッサージ治療の活用を推進いたします。

超高齢社会を迎え医療や介護の分野においては、「安心」と「希望」を抱いて生活していく社会構築のための様々な試行が行われております。またこれに伴い制度改正も順次行われております。このような社会情勢のなかで、とくに地域で支える医療がクローズアップされ、在宅医療の推進や在宅生活支援の強化などが取り上げられております。まさに医療の方向性として「治す医療」から「治し支える医療」にシフトしようとしております。

このような状況下で、高齢化に伴う慢性疾患や生活習慣、ストレスなどから発症した機能障害などについて、鍼灸やあんま・マッサージなどの代替医療に対する患者あるいは国民のニーズが大きなものになってきております。また、医療費という面からみた全体としての費用対効果を高めるという観点より、「予防」的ケアに対する資源配分のシフトという面においても、これら代替医療の積極的活用が望まれるところであります。一方我が国の医療保険制度では、これらの代替医療は「療養費」という通常の診療形態とは異なり、患者がいったん治療費の全額をサービス提供者に支払い、その後保険者に償還額を請求するという形態がとられております。さらに事前に医師の診察を受け同意書の発行手続きを行わなければなりません。従って、これらのサービスへの患者のアクセスは極めて限定的なものとならざるを得ないのが実態となっております。またこれらサービス提供事業者である、はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師についても、多くは個人事業主の零細な事業形態となっており、サービスの質やコンプライアンス等運営形態の脆弱さも今後の課題であると考えられます。

はり師、きゅう師、あん摩・マッサージ・指圧師が行っている医療保険による在宅療養施術について、これら代替医療を必要とする国民が、安心して良質なサービスを受けるため、一般社団法人全国在宅療養共済会を設立するものであります。

当共済会は、相互扶助事業として、個々の患者が行うことが困難であるところの療養費の償還請求手続きを、共同化によるスケール・メリットを活かし効率的に代行するとともに、会員患者に対し施術師の紹介や治療手続きのサポートを行い、より安心して治療が受けられる環境を提供いたします。加えて、療養費の適正な請求業務を果たすことにより、保険者のスムーズな療養費支払業務を支援いたします。またサービス提供事業者に対しても、より質の高いサービス提供を可能とするための様々な支援、指導、情報提供等を行ってまいります。

ぜひ当会の活動趣旨をご理解いただき、できるだけ多くの方にご参加いただければ幸いです。

代表理事 村上 範光

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